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伊勢市の伝統工芸品

伊勢の伝統工芸品は、伊勢神宮ゆかりのものや参拝客の土産品として生産されるものが多くあり、この地域の歴史風土とともに発展してきました。現在でも観光客の方に土産物としてお買い求めいただけるものもあります。
ここでは、三重県知事より「三重県の伝統工芸品(三重県指定伝統工芸品)」として指定を受け、現在も伊勢市で生産されている伝統工芸品(8品目)を紹介します。

伊勢春慶

春慶とは、木目を生かすために漆を薄く透明に塗った漆器のこと。
伊勢春慶は、「粗ナリト謂ヘドモ廉価ニシテ堅固」と評されたように、日常生活の中で使われる安くて丈夫な雑器がほとんどであった。室町時代末、神宮の御造営材の残材で箱を作り、その上に春慶漆をかけたのが始まりとされる。
主な用途として重箱や膳などが作られてきたが、プラスチック製品の登場により、その影を潜めてしまった。

伊勢の根付

根付とは煙草入、印籠を帯へ提げる留め具のことで、江戸時代に煙草入れを持って歩くことが流行し、根付の生産が盛んになった。
伊勢根付は、非常に堅い材質の地元産「朝熊黄楊(あさまつげ)」を材料とし、磨耗に強いのが特徴である。

伊勢一刀彫

神宮の御造営に奉仕する宮大工等が作った神宮参拝の土産品として発展した。
現在は、神宮が正月に頒布する干支守などが作られている。

伊勢の提灯

神宮の門前町として栄えた伊勢地方は、江戸時代から提灯作りが盛んであった。明治時代以降ランプの普及後も神社仏閣、祭礼用、商業用などの用途に応じた様々な形態のものが作られている。

伊勢玩具

神宮参拝のお土産として古くから多くの玩具が伊勢市周辺で作られている。
伊勢玩具には、色鮮やかで動くと音が鳴るオモチャ本来の魅力がいっぱいの「練物(ねりもの)」、色彩豊かなコマやだるま落としといった「刳物(くりもの)」、伊勢笛とも呼ばれる素朴な音色が魅力の「竹笛」の3種類がある。

伊勢紙

江戸時代まで伊勢市周辺では、家内的工業としてわずかに紙漉きが行われている程度であったが、次第に、伊勢信仰の御札や伊勢暦用として盛んに使用されるようになった。
今日でも、神宮をはじめとした各神社の御用紙等に用いられている。

伊勢の神殿

伊勢の神殿は、神宮の建築様式「唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)」を模していることが特徴で、檜に茅で葺いて作られる。

和釘

神社・仏閣・城など古建築物の修理・復元には今でも和釘が使われます。飛鳥時代から明治20年頃まで和釘はさまざまな建築物に用いられていました。